“喇叭状”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
らっぱじょう50.0%
ラッパじょう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
鶴見は学校へ行ってそれだけの智識をもらって来たのである。それから東京へ出掛けて、学校で見たものと同じ物を買入れて来た。喇叭状らっぱじょうの聴音器である。
滑稽に聞える音調を、老人は真面目な顔でしゃべっていた。黄色い、歯糞のついた歯が、しおれた唇の間からのぞき、口臭が、喇叭状ラッパじょうに拡がって、こっちの鼻にまで這入ってきた。
(新字新仮名) / 黒島伝治(著)