善愷ぜんがい)” の例文
和気清麻呂わけのきよまろの第五子参議和気真綱まつなは、資性忠直敦厚とんこうの人であったが、或時法隆寺の僧善愷ぜんがいなる者が少納言登美真人直名とみまひとのじきなの犯罪を訴え、官はこれを受理して審判を開くこととなった。
法窓夜話:02 法窓夜話 (新字新仮名) / 穂積陳重(著)