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唐黍
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とうもろこし
ふりがな文庫
“
唐黍
(
とうもろこし
)” の例文
悪戯
(
いたずら
)
が
蒿
(
こう
)
じて、この節では、
唐黍
(
とうもろこし
)
の毛の
尻尾
(
しっぽ
)
を下げたり、あけびを口に
啣
(
くわ
)
えたり、
茄子提灯
(
なすびぢょうちん
)
で
闇路
(
やみじ
)
を
辿
(
たど
)
って、日が暮れるまでうろつきますわの。
草迷宮
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
畠の中の
茄子
(
なす
)
、
唐黍
(
とうもろこし
)
、南瓜の実にとり包まれた別家の主婦は、そう云って
跼
(
かが
)
み込んだ。背中に射した日光が秋の色で、浮雲がゆるく沼の上に流れている。一日一日と頭を垂れていく稲の穂。
夜の靴:――木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師)
(新字新仮名)
/
横光利一
(著)
この頃源女は大薮を出て、
唐黍
(
とうもろこし
)
畑の向こうを歩いていた。
剣侠
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
唐
常用漢字
中学
部首:⼝
10画
黍
漢検準1級
部首:⿉
12画
“唐黍”で始まる語句
唐黍畑