唐苣とうちさ)” の例文
……なんの種子だったかしら、菊枝はその小さな黒い粒子をてのひらにころばしてみながらしばらく考えていたが、やがて唐苣とうちさだということを思いだした。
日本婦道記:不断草 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
冬かれわけてひとり唐苣とうちさ 野水
俳句への道 (新字新仮名) / 高浜虚子(著)