唐棣はねず)” の例文
この歌は、一首の中に山吹と唐棣はねず即ち庭梅にわうめとを入れてそれの色彩を以て組立てている歌だが、少しく単純化が足りないようである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ほのめきゆらぎ、『さゝやき』のいろ唐棣はねず
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
それにもかかわらず此歌を選んだのは、夢に見た恋人が、唐棣はねず色の赤裳を着けていたという、そういう色までも詠み込んでいるのが珍しいからである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
ほのめきゆらぎ、「囁き」の色は唐棣はねず
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
唐棣はねずのころも。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)
唐棣はねずのころも。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)