まじない)” の例文
「いや。四大の身を悩ます病は幻でございます。ただ清浄な水がこの受糧器に一ぱいあればよろしい。まじないで直して進ぜます」
寒山拾得 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
いったい昔から生蕃が出草(首伐り)するのには、例えばまじないのためであるとか、仇敵関係に在る他種族に復讐するためであるとか、狩場の争いのためとか、いろいろな理由がある。
霧の蕃社 (新字新仮名) / 中村地平(著)
鐵「へえまじないでげすか」
菊模様皿山奇談 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)