咒符おまもり)” の例文
足ごしらえは八ツのわらじ、膝ぶしに咒符おまもりいつけ、仏神の像を鞍皮くらかわいた馬に乗り、進物籠を載せて、即日、江州を立って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
たとえば、急な軍使となって長途を飛ぶさいには、仏神の像を鞍皮くらがわに画いた甲馬に踏みまたがって、脚に咒符おまもりゆわいつけ、一日によく五百里(支那里)を飛ぶという神技なのだ。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)