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和事師
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わごとし
ふりがな文庫
“
和事師
(
わごとし
)” の例文
まるで歌舞伎の
和事師
(
わごとし
)
のように、色が
生白
(
なまちろ
)
くておべんちゃらで、女あつかいばかりが莫迦にうまくて、男らしいところがどこにもない。
生死卍巴
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
ものやわらかに道行という寸法に行けばそれに越したことはねえが、おたがいに
和事師
(
わごとし
)
という
面
(
つら
)
でもねえし、とにかく、籤としてみよう、籤を
大菩薩峠:09 女子と小人の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
こうして彼は前途有望の青年俳優にかぞえられて、
和事師
(
わごとし
)
や女形を得意としていたが、それでもかの新蔵などとは正反対で、その舞台はいつも暗い寂しいような感じをあたえた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
面長の、しかも
膨
(
ふく
)
らみのある顔で、調子も“鳩ぽっぽ”と
綽名
(
あだな
)
されていたような含み声であったが、
和事師
(
わごとし
)
をしては当代第一人と称されて、かの団菊左の三名優に次ぐべき地位を占めていた。
明治劇談 ランプの下にて
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
東京においては随一の
和事師
(
わごとし
)
と称せらる。
明治演劇年表
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
和
常用漢字
小3
部首:⼝
8画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
師
常用漢字
小5
部首:⼱
10画
“和事”で始まる語句
和事
和事始