“和事”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ワゴト50.0%
わごと50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
兄菊五郎は、同じ和事ワゴトでもぴんとこなを役所とする、ある堅さを持つて居た。弟は、之に町人味を十分に加へてゐた訣なのである。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
二十歳で、和事ワゴトの代表と見なされる与五郎に、好評を得ることが出来れば、芸才は早期に現れたことになる。
市村羽左衛門論 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)
菊五郎の実弟にて和事わごとを得意としていたるが、晩年は団十郎張りとなりて評判よく、その死は楽屋の内外に惜しまる。
明治演劇年表 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)