和主おぬし)” の例文
和主おぬしが戦争にゆくとか」「しかり」「げにか」「げによ」「そは和主にしては感心のことなりいかにしてしか思い立ちしや」
空家 (新字新仮名) / 宮崎湖処子(著)
それにしても和主おぬし不憫ふびんなが、何にも知らずこんな山へ迷い込んで来たばかりに、のがれることも出来ない呪いの網にかかってしまったのだ。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)
聴水は打ち喜び、「よろづは和主おぬしまかすべければ、よきに計ひ給ひてよ。謝礼は和主が望むにまかせん」ト。
こがね丸 (新字旧仮名) / 巌谷小波(著)
和主おぬし達は何をしておるのじゃ」
八人みさきの話 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
ここへ来れば和主おぬしがいると思って、二人とも黙ったままかけ上って来たのだが、ほんとにこんなところにいては考えにも及ばぬ恐ろしさだ。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)
そのように物も言わず立っているのを見ると、和主おぬしの姿まで何ぞ怪しいもののように見えて来るわ。
道成寺(一幕劇) (新字新仮名) / 郡虎彦(著)