同胞どうはう)” の例文
ステパンが此時の心持を領解してゐたのは、同じやうに自信のある、名誉心の強い同胞どうはうのワルワラ一人であつた。
せつねがところは、わが七千餘萬よまん同胞どうはうは、たがひ相警あひいましめて、くまでわが國語こくご尊重そんてうすることである。
国語尊重 (旧字旧仮名) / 伊東忠太(著)
基督クリストの信徒は信仰の天に生きたる同胞どうはう萬聖節ばんせいせつが行はるるを見る。
頌歌 (旧字旧仮名) / ポール・クローデル(著)
よく聞き給へ、聞き給へ、人は皆同胞どうはうなり。
(旧字旧仮名) / アダ・ネグリ(著)
夫人の一人は士官のさいで、今一人は地主の妻である。三人目の女は地主の同胞どうはうで未婚の娘である。さて四人目の女が一度離婚したことのある人で、器量が好くて財産がある。