“吉方”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゑはう50.0%
きっぽう50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもことしの吉方ゑはうにあたるまどをやぶり目のなきものゝ入りしは、かへす/\いまはしき事也、とく/\かへれとのゝしりければ、兎角とかくかたはらより、福一まづかへりて又こよ
吉方ゑはうから福一といふこめくら米倉が入りてしりもちつくはめでたし
歌の詞をあんずるに、西頭一箇の漢とは高祖をさし、長安十二代の泰平をいって、同時に、長安の富饒ふじょうにおいでになったことのある丞相の吉方きっぽうを暗示しているものと考えられます。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)