吉方きっぽう)” の例文
歌の詞をあんずるに、西頭一箇の漢とは高祖をさし、長安十二代の泰平をいって、同時に、長安の富饒ふじょうにおいでになったことのある丞相の吉方きっぽうを暗示しているものと考えられます。
三国志:03 群星の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)