可驚おどろくべし)” の例文
可驚おどろくべし、何事も知るまいと思いきや、彼はメルジイの愛児ジャックの忍び込みからメルジイ夫人との同盟、ビクトワールの室に寝泊りしていた事、一切合切を知っていた。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)
可驚おどろくべし、ヌッと現れた拳銃ピストル二挺。……自分の椅子の背後から、黒い口を開いてドーブレクの腹の辺をピタリと狙っている。ドーブレクの恐怖の顔色は次第に蒼ざめて来た。
水晶の栓 (新字新仮名) / モーリス・ルブラン(著)