“只此”の読み方と例文
読み方割合
ただこの100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「松下童児ニ問ウ、云ウ師ハ薬ヲ採リ去ルト、只此ただこの山中ニ在ラン、雲深クシテ処ヲ知ラズ」渓流のように澄み切った、響きの高い声であった。すぐ行手から唐子姿からこすがたの、八九歳の童子が現れた。
任侠二刀流 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)