取匿とりかく)” の例文
その一人の羽衣を取匿とりかくし、困っている天人をつれ帰って、共に楽しく暮していたが、馴れるに任せて羽衣をかくしたことを打明けたところが天人は早速その羽衣をさがし出して
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
これも飛衣を取匿とりかくしてその天女を妻とし、三人の児を設けて後に子守唄によって飛衣の在りかが知られたという迄は他と同じく、天に還って行く時に二番目の児は頭に載せ
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)