厭欣をんぐ)” の例文
心しづかに三たびも唱ふれば、紛々たる名利の境を捨てゝ寂静の土に往かんと願ふ厭欣をんぐの念、油然として湧き出づるを覚ゆるなり。
雲のいろ/\ (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)