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厩舎
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うまごや
ふりがな文庫
“
厩舎
(
うまごや
)” の例文
旧字:
厩舍
ある日甚三は裏庭へ出て、
黙然
(
もくねん
)
と何かに聞き惚れていた。夕月が
上
(
のぼ
)
って
野良
(
のら
)
を照らし、水のような清光が庭にさし入り、
厩舎
(
うまごや
)
の影を地に敷いていた。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
「唄い負かすか負かされるか、かなわぬまでも競って見よう。よし! そうだ!」と
厩舎
(
うまごや
)
へ走り、グイとませぼうをひっ
外
(
ぱず
)
すと、飼い馬を元気よくひき出した。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
なおこの他にも
厩舎
(
うまごや
)
とかないしは納屋とか番小屋とか
細々
(
こまごま
)
しい建物は設けられていたが目ぼしい物は見当たらなかった……構内を囲んだ堅固な土塀。土塀の外側の深い堀。
名人地獄
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
納屋の方からは、大勢の作男たちの
濁声
(
だみごえ
)
が聞こえ、
厩舎
(
うまごや
)
の方からは、幾頭かの馬の
嘶
(
いなな
)
く声が聞こえた。時々、下婢や下男が彼の前を通ったが、彼の姿を眼に入れると、いずれも慇懃に会釈をした。
鸚鵡蔵代首伝説
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“厩舎”の解説
馬や牛などの家畜を飼う小屋のこと。
競馬において、調教師が管理する施設・組織の総称。以下で述べる。
厩舎(きゅうしゃ)は、元は家畜を飼う小屋のことであるが、転じて、競馬においては、調教師が管理する施設・組織の総称として用いられる言葉である。競走馬と調教師の管理関係を表す際に多く用いられ、例えば「競走馬Aの管理調教師はB」という表現の代わりに「競走馬AはB厩舎所属」という表現が用いられる。馬小屋そのものを指す場合は、馬房という言葉が使われる事が多い。
「厩」が常用漢字に含まれていないため、「きゅう舎」と表記されることがある。
(出典:Wikipedia)
厩
漢検準1級
部首:⼚
14画
舎
常用漢字
小5
部首:⼈
8画
“厩舎”で始まる語句
厩舎人
厩舎藁
厩舎門