厄介者やつかいもの)” の例文
おもてむきは何處どこまでも田舍書生いなかじよせい厄介者やつかいものひこみて御世話おせわ相成あいなるといふこしらへでなくてはだい一に伯母御前おばごぜ御機嫌ごきげんむづかし
ゆく雲 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
どうしたつて、私、まるでお友達のやうに私に頼つて來る獨りぽつちの小さなみなし兒を、家庭教師を厄介者やつかいもののやうに厭がるお金持の家の我儘娘なんぞに見かへることは出來ませんわ。
「私が貧乏で、厄介者やつかいもので、それに私が嫌ひだつたからですわ。」