卜全ぼくぜん)” の例文
この引揚げが、いかに至難であったかは、勝家と共に殿軍しんがりした氏家卜全ぼくぜんが戦死し、安藤伊賀守もついえ、将士の戦死八百余人、負傷二千余名と数えられたことを見ても、その犠牲のほども想像されよう。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)