“ぼくぜん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
卜全50.0%
木然50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この引揚げが、いかに至難であったかは、勝家と共に殿軍しんがりした氏家卜全ぼくぜんが戦死し、安藤伊賀守もついえ、将士の戦死八百余人、負傷二千余名と数えられたことを見ても、その犠牲のほども想像されよう。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
実は昨日きのう朝飯あさはんの時、文三が叔母にむかって、一昨日おととい教師を番町に訪うて身の振方を依頼して来た趣を縷々るるはなし出したが、叔母は木然ぼくぜんとして情すくなき者の如く
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)