“博望坡”の読み方と例文
読み方割合
はくぼうは100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「ここ新野を去る九十里外に、博望坡はくぼうはの嶮がある。左に山あり、予山よざんという。右に林あり、安林あんりんという。——各〻ここを戦場と心得られよ」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「何よりの失策は、敵に火計のあることをさとらず、博望坡はくぼうはをこえて、渓林けいりんのあいだへ深入りしすぎた一事でございました。ために丞相の将士を数多あまたうしない、罪万死に値します」
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
夏侯惇かこうじゅんは十万の大軍を率いて、博望坡はくぼうは河南省かなんしょう新野しんやの北方)まで迫ってきた。
三国志:07 赤壁の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)