南窓なんそう)” の例文
そう云えばたしか講釈師に南窓なんそうと云うのがあったなどと思った。しかし子供の病気のことは余り心にもかからなかった。それが多少気になり出したのはSさんから帰って来た妻の言葉を聞いた時だった。
子供の病気:一游亭に (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)