“南柯”の読み方と例文
読み方割合
なんか100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
自分のえりをかかえ抱き起して一声自分の名を呼ぶ,はッと気がついて目を覚ます……覚めて見ると南柯なんかの夢……そッと目を開いて室を見廻わして
初恋 (新字新仮名) / 矢崎嵯峨の舎(著)
語らっているとお露の父平左衛門に発見みつけられ、あわや一刀両断の処置にあわんとして南柯なんかの夢さめる、何事もなく身は船中に転寝うたたねしていたのであるが
南柯なんかの夢で正成を笠置に召し出したのが奉公の最初であるとする、『太平記』の説はさてき、早くからこの君臣の間に、ある関係があったことは想像出来る。
四条畷の戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)