“南日”の読み方と例文
読み方割合
なんにち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
先年私が南日なんにち君と三峰へ行った時、神社の裏手の三峰村の老人に聞いたことがある。其老人は若い頃に一度お姿を見たことがあると話した。
奥秩父 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
私は今年(大正六年)長次郎と他に二人の人夫を伴って南日なんにち、森の二君と共に五竜方面から此山稜を縦走した。
八ヶ峰の断裂 (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
その後十四年を過ぎた明治四十二年の秋に南日なんにち君と再び此原を通った時には、この落葉松林も大方は伐採されて、二、三の大木が諸所に散在しているに過ぎなかったが
思い出す儘に (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)