“南京皿”の読み方と例文
読み方割合
なんきんざら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
近世に入ってからは血取ちとりとも油取あぶらとりとも名づけて、罪なき童児の血や油を、何かの用途に供するかのごとく想像し、近くは南京皿なんきんざら染附そめつけに使うというがごとき
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
それでも酒の器などには、ちょっと古びのついたものがまだ残っていて、ぎやまんの銚子ちょうし猪口ちょくが出たり、ちぐはぐな南京皿なんきんざらに茄子のしんこが盛られたりした。
挿話 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)