協奏曲コンセルト)” の例文
それは最も凡庸ぼんようなものばかりで——大公爵の誕生日のために作った、大鷹という協奏曲コンセルト、大公爵令嬢アデライドの結婚のおりに書いた
あまりに意外だったので、茫然ぼうぜんとしてしまって、管弦楽に調子を合わせることさえ忘れかけた。協奏曲コンセルトの終りまで機械的にひきつづけた。
ここでは交響曲シンフォニーの切れ端を、あすこでは協奏曲コンセルトの断片を、通りがかりに聞きかじりながら、音楽会から音楽会へと駆け回るのは、もうたくさんだった。
ある晩なんかは、ワルキューレのある幕の最中に、自分のヴァイオリン大協奏曲コンセルトをひきたいと考えついた。それを止めさせるのに皆で大骨折をしたほどだった。
空虚な協奏曲コンセルトと感銘深い奏鳴曲ソナタとの間に差別も設けない、なぜなら二つとも同じ捏粉ねりこでできてるから。
もし、そこにいる人たちのうちでほんとうに音楽を感じているのは、その小さな子供一人きりだと言われたら、協奏曲コンセルトをこね回してる善良な人々はさぞ驚いたであろう。
ところが今彼は、パリー人の方がすぐれた食欲をもってることを認めた。パリーでは実にりだくさんだった、二つの交響曲シンフォニー、一つの協奏曲コンセルト、一つもしくは二つの序曲、叙情劇一幕。