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卑賤
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いや
ふりがな文庫
“
卑賤
(
いや
)” の例文
屠手として是処に
使役
(
つか
)
はれて居る
壮丁
(
わかもの
)
は十人
計
(
ばか
)
り、いづれ
紛
(
まが
)
ひの無い新平民——殊に
卑賤
(
いや
)
しい手合と見えて、特色のある皮膚の色が
明白
(
あり/\
)
と目につく。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
可羞
(
はづか
)
しい、とはいへ心の底から
絞出
(
しぼりだ
)
した
真実
(
まこと
)
の懴悔を聞いて、一生を
卑賤
(
いや
)
しい穢多の子に寄せる人が有らうとは。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
『いくら
吾儕
(
われ/\
)
が無智な
卑賤
(
いや
)
しいものだからと言つて、踏付けられるにも程が有る』と言つたことを思出した。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“卑賤”の意味
《名詞・形容動詞》
卑賤(略字:卑 賎)(ひせん)
身分や地位が低いこと。
蔑むに値し、品格が低いとして粗末な扱いを受ける有様。穢(けが)らわしいこと。
(出典:Wiktionary)
卑
常用漢字
中学
部首:⼗
9画
賤
漢検準1級
部首:⾙
15画
“卑賤”で始まる語句
卑賤者
卑賤醜悪