半槽はんぞう)” の例文
ある日のこと与次郎が、いつものように山へ行った後、母親はおしゅんに湯でも浴びさせようと、釜で湯を沸かし、半槽はんぞうたらい)にその湯を汲んでおしゅんを入れ、自分は子の傍で洗濯をしていたが
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)