十疋じっぴき)” の例文
反絵の指は垂下った両手の先で、頭をもたげる十疋じっぴきかいこのように動き出すと、彼の身体は胸毛に荒々しい呼吸を示しながら次第に卑弥呼の方へ傾いていった。
日輪 (新字新仮名) / 横光利一(著)