十棹とさお)” の例文
公儀の御茶壺おちゃつぼ同様にとの特別扱いのお触れがあって、名古屋城からの具足ぐそく長持ながもち十棹とさおもそのあとから続いた。それらの警護の武士が美濃路みのじから借りて連れて来た人足だけでも、百五十人に上った。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)