医卜いぼく)” の例文
「英雄、医卜いぼくニ隠ルまことニ故有リ矣。医卜いぼくトハ素封無キ者ノ素封也。王侯ニ任ゼズ、自如トシテ以テ意ヲ行フベシ……エヘン——」
大菩薩峠:26 めいろの巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
この医卜いぼくに隠れたる英雄(?)は、まず自分が何故に、わざわざこの金鯱城下にげたかという理由を説明して、それは郷国の先輩、弥次郎兵衛
大菩薩峠:29 年魚市の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)