北亀ほっき)” の例文
一、けれども私は所詮しょせん、東北生れの作家である。西鶴ではなくて、東鶴北亀ほっきのおもむきのあるのは、まぬかれない。しかもこの東鶴あるいは北亀は、西鶴にくらべてはなはだ青臭い。
新釈諸国噺 (新字新仮名) / 太宰治(著)