“匂宮”の読み方と例文
読み方割合
におうみや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
冷泉れいぜい院の女一にょいちみやと結婚ができたらうれしいであろうと匂宮におうみやがお思いになるのは、母君の女御も人格のりっぱな尊敬すべき才女であって
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)
右大臣という人物にはいつも気づまりさを匂宮におうみやはお覚えになるらしい。右大臣の息子むすこの右大弁、侍従宰相、権中将、蔵人兵衛佐くろうどひょうえのすけなどは初めからおきしていた。
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)
大納言の一人息子むすこの若君を匂宮におうみやは御所などでお見つけになる時があると、そばへお呼びになってよくおかわいがりになった。聡明そうめいらしいよい額つきをした子である。
源氏物語:45 紅梅 (新字新仮名) / 紫式部(著)