“におうみや”の漢字の書き方と例文
語句割合
匂宮100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
どこの家でも匂宮におうみやへ奉ろうとして志を得なかった人はまだ源中納言という同じほどな候補者があると
源氏物語:51 宿り木 (新字新仮名) / 紫式部(著)
御所の内宴などがあって騒がしいころを過ごしてから薫は、心一つに納めかねるようなうれいも、その他のだれに話すことができようと思い、匂宮におうみやの御殿をおたずねした。
源氏物語:50 早蕨 (新字新仮名) / 紫式部(著)
紅葉もみじの季節に詩会を宇治でしようと匂宮におうみやはしておいでになったのであるが、恋しい人の所が喪の家になっている今はそのかいもないとおやめになったが、残念に思召した。
源氏物語:48 椎が本 (新字新仮名) / 紫式部(著)