勘免かんべん)” の例文
其位のことで勘免かんべんして呉れたのは、実に難有い。早速阿爺おやぢの方へ請求ねだつてやつたら、阿爺も君、非常に喜んでね、自身で長野迄出掛けて来るさうだ。いづれ、其内には沙汰があるだらうと思ふよ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)