勅任ちょくにん)” の例文
だいぶ古い話だが××大学の勅任ちょくにん教授の遠藤博士が(もちろんこれは仮名だが)「胎教」について新学説を発表して、学界の大問題をおこしたことがある。
或る探訪記者の話 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
第三十四条 貴族院ハ貴族院令ノ定ムル所ニ皇族華族こうぞくかぞく勅任ちょくにんセラレタル議員ヲもっテ組織ス
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
智慧が有るとか財産かねが有るとか、官員に成っても勅任ちょくにんにでもなれる人には惚れてもいが、只顔の綺麗なのを見て浮気な岡惚おかぼれをするのは、今開化の世の中には智慧のない話でございますが
その勅任ちょくにんの僧両官は法王の命令を受けて、三人なりあるいは二人なり、司法行政の権力をにぎって地方へ租税を取立てに行くです。地方から取立てた租税はもちろん中央政府へ納めるのです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
それから親任しんにん勅任ちょくにん及びそれ以下の官吏にやはり年俸を与えるです。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)
その寺の会計長で法王政府から派遣はけんされている勅任ちょくにんの官吏がある。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)