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剔
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えぐ
ふりがな文庫
“
剔
(
えぐ
)” の例文
大川社長が自分で筆を執つて、「毎日」と或關係があると云はれて居る私立銀行の内幕を
剔
(
えぐ
)
つた記事を書いた。
菊池君
(旧字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
そして、四つの幡を合せた
剔
(
えぐ
)
り紐を引き抜いて、
予
(
あらかじ
)
め両脇に廻らして置いた紐を徐々に下ろして行ったのだ。
夢殿殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
体の皮を
剥
(
はが
)
れた者、腹を裂かれた者、手を切られた者、足を切られた者、眼を
剔
(
えぐ
)
られた者、舌を抜かれた者、それはもう人間の感情を持っていては、ふた眼と見ることのできないものばかりであった。
令狐生冥夢録
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
剔
漢検1級
部首:⼑
10画
“剔”を含む語句
剔抉
剔出
抉剔
剔発
剔紅
爬羅剔抉