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前生
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さきのよ
ふりがな文庫
“
前生
(
さきのよ
)” の例文
さるを富貴は
前生
(
さきのよ
)
のおこなひの
善
(
よ
)
かりし所、貧賤は
悪
(
あ
)
しかりしむくいとのみ説きなすは、
一〇一
尼媽
(
あまかか
)
を
蕩
(
とら
)
かす
一〇二
なま仏法ぞかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
君が問ひ給ふは、
九三
往古
(
いにしへ
)
より論じ尽さざることわりなり。かの仏の
御法
(
みのり
)
を聞けば、
九四
富と貧しきは
前生
(
さきのよ
)
の
脩否
(
よきあしき
)
によるとや。
此
(
こ
)
は
九五
あらましなる教ぞかし。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
おのがたからをたのみて
九六
他人
(
ことひと
)
にいきほひをふるひ、
九七
あらぬ
狂言
(
まがごと
)
をいひののしり、あさましき
九八
夷
(
えびす
)
ごころをも見するは、
前生
(
さきのよ
)
の善心かくまでなりくだる事はいかなるむくいのなせるにや。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
前
常用漢字
小2
部首:⼑
9画
生
常用漢字
小1
部首:⽣
5画
“前生”で始まる語句
前生人
前生涯