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刮
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か
ふりがな文庫
“
刮
(
か
)” の例文
刮
(
か
)
っと、
炬
(
きょ
)
のような眼で、信玄はにらみ下ろしている。実に長いここちのする間であった。——下野も黙然と信玄の顔を見ているらしかった。
上杉謙信
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私は大きな松の実のやうな菜果を手探りで皮を一枚づゝ
剥
(
は
)
ぎ、剥げ根にちよつぽり
塊
(
かたま
)
つてついてゐる果肉に薬味の汁をつけて、その滋味を前歯で
刮
(
か
)
き取ることにこどものやうな興味を
湧
(
わか
)
しながら
過去世
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
大きな口を
刮
(
か
)
ッと開き、太刀をふりかぶって、何か云ったのだが、彼もさっきからの戦闘に、士卒を励まして喉をつぶし、その声は、ことばの意味をなさず——、しゃあッと
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
刮
漢検1級
部首:⼑
8画
“刮”を含む語句
刮目
刮々
刮然
刮出
刮眼
古本大学刮目
大学刮目