利済としただ)” の例文
盛岡二十万石、南部信濃守利済としただの御先手物頭、田中久太夫という士が、節季払いの駕籠訴訟にきた手代の無礼を怒って、摺箔の竹光で斬りつけたという一件である。
ボニン島物語 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)