“別府九州造”の読み方と例文
読み方割合
べっぷくすぞう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「次に、某筋からの命令が参りましたから、お伝えします。東京地方は、警戒解除を命ず。東京警備司令官、別府九州造べっぷくすぞう。繰り返して読みます、エエと——」
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その夜の勲功の半分は軍部がにない、他の半分は、帝都市民が貰うのが至当であると面白いことを云ったのは、外ならぬ東京警備司令官、別府九州造べっぷくすぞう氏であった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)
その「狼」は紅子べにこを伴って歩いているらしい話であったが、彼こそは、先に、東京警備司令官別府九州造べっぷくすぞうに変装してマニラ飛行聯隊空襲の夜の、帝都警備権を、自分の掌中に握っていた怪人物だった。
空襲葬送曲 (新字新仮名) / 海野十三(著)