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出船
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でふね
ふりがな文庫
“
出船
(
でふね
)” の例文
「いつどころじゃねえ、もう
出船
(
でふね
)
のしたくをしているようすなんで、風のあんばいじゃ夕方にも、港をズリだすかも知れませんぜ」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
そのとき、
力
(
ちから
)
のこもるちょうしで、ドント、ドント、ドント、ナミノリコエテ……と、
兄
(
あに
)
がはたらきながら、
出船
(
でふね
)
の
歌
(
うた
)
をうたっているのが
聞
(
き
)
こえました。
ペスときょうだい
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
五月雨の降っておる海岸か、もしくは川っぷちに在る遊女町のことを言ったので、
出船
(
でふね
)
入船
(
いりふね
)
のあるその船路に近い遊女町は、五月雨の鬱陶しい中にもなお絃歌の声が聞えておる。
俳句はかく解しかく味う
(新字新仮名)
/
高浜虚子
(著)
「さあ、わたくしも、北ノ庄まででる船はないかと、ずいぶん
尋
(
たず
)
ねてみましたが、どうも折り悪く、
出船
(
でふね
)
のついでがないそうで」
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“出船”の意味
《名詞》
船が出港すること。
(出典:Wiktionary)
出
常用漢字
小1
部首:⼐
5画
船
常用漢字
小2
部首:⾈
11画
“出船”で始まる語句
出船宿