凡物ただもの)” の例文
おっ開いて、ただ一ト蹴散らしと出て行った。ところが、まったく勝手が違った。こんどの討手の大将は凡物ただものではねえ
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
果たしてこの猫背の老僧は凡物ただものでなかったのである。
宮本武蔵:03 水の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)