円坊主まるぼうず)” の例文
「よしよし、ともかく逢うことにしよう。逢うてらしてさてその上で円坊主まるぼうずにして追い返すまでよ——して主馬之介、そちの眼には、邸を囲んだ討手の兵幾百騎ばかりに見ゆるかな?」
蔦葛木曽棧 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)