全癒ぜんゆ)” の例文
姫宮が全癒ぜんゆあそばしたので僧都も山の寺へ帰ることになった。小野の家へ寄ってみると、尼君は非常に恨めしがって
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
病根は悪癘あくれい チベットでは病人の全癒ぜんゆはかるには医薬がおもなる部分でない。最も主要なる部分すなわち病人に対し最も有効なりとせらるる部分は祈祷きとうである。
チベット旅行記 (新字新仮名) / 河口慧海(著)