“光君”の読み方と例文
読み方割合
ひかるきみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
光君ひかるきみがおかくれになったあとに、そのすぐれた美貌びぼうを継ぐと見える人は多くの遺族の中にも求めることが困難であった。院の陛下はおそれおおくて数に引きたてまつるべきでない。
源氏物語:44 匂宮 (新字新仮名) / 紫式部(著)
またこの皇子がその「美しさ」のゆえに「光君ひかるきみ」と呼ばれたことも知っている。しかし物言いさがなき世間の口に好色の人として名高い「光源氏」については、まだ何事も聞かぬ。
日本精神史研究 (新字新仮名) / 和辻哲郎(著)