“僧体”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そうてい50.0%
にくて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
誰だろう? 弁円がいぶかりながら元の道へ足をもどして行くと、遠くから呼びとめた僧体そうていの男も、彼方かなたから歩み出して、お互いに距離をちぢめた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「——四郎じゃないかっ」駈け出して、その僧体そうていの男の前に立ち、もいちど、呆れ返ったように眼をみはった。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「あんまり、だって、いくらなんでも僧体にくてなことをいいすぎる。」田代はムキになって「あたしァ好きだったんだ。——あの人があたしァ好きだったんだ。」
春泥 (新字新仮名) / 久保田万太郎(著)