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僅
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たっ
ふりがな文庫
“
僅
(
たっ
)” の例文
だが、
僅
(
たっ
)
た一つ、
弾条
(
ゼンマイ
)
を捲いて置くのを忘れたんだよ。僕はあの蜘蛛糸を見た時、此れなら不在証明を作れると直感したのだ。
後光殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
それから五六日経って、あなたは私共の店へ、後にも先にも、
僅
(
たっ
)
た一度切りおいでなさいましたわね。
青バスの女
(新字新仮名)
/
辰野九紫
(著)
何を云うにも路用は
僅
(
たっ
)
た六百文、此処らは只今のように開けませんで、
白井
(
しらい
)
八崎
(
はっさき
)
の難所を越え、漸くのことで
岩上
(
いわがみ
)
という処へかゝりますと、
白
(
しら
)
りっと夜が明けて来ました。
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
僅
常用漢字
中学
部首:⼈
13画
“僅”を含む語句
僅少
僅々
僅有
僅三時
僅僅
僅有絶無
僅計