修羅苦羅しゅらくら)” の例文
けだし、尋ねようと云う石田の宿所は後門うらもんを抜ければツイ其処では有るが、何分にも胸に燃す修羅苦羅しゅらくらの火の手がさかんなので、暫らく散歩して余熱ほとぼりを冷ます積りで。
浮雲 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)